periodontal

歯周病治療

  • HOME
  • 歯周病治療

歯周病とは

歯周病とは、プラーク(歯垢)に棲みつく歯周病菌が出す毒素によって歯茎が腫れることから始まります。放っておくと歯を支える顎の骨や歯茎が少しずつ溶かされ、最後には抜け落ちてしまいます。

日本人が歯を失う原因の第1位は歯周病です。しかし、決して自然治癒することはないので、できるだけ早く適切な治療を受けることが必要です。

大切な歯を失うことのないよう、歯周病としっかり向き合いましょう。

歯周病の原因

原因はプラークに棲みつく歯周病菌です。そのため、プラークを増やさないことが大切です。

プラークを放置すれば歯石になり、さらに歯肉に悪影響を与えます。

歯周病を防ぐには、食後にきちんと歯磨きをして、プラークを残さないように心がけることが重要です。

歯周病に関わる全身疾患

歯周病は、さまざまな全身疾患と深く関わっているといわれています。

主な疾患には次のようなものがあります。

心疾患

歯周病菌が血管に入り込むと、血栓ができやすくなり、心筋梗塞や狭心症などの病気を招くことがあります。

糖尿病

歯周病にかかっている人は糖尿病になりやすく、逆に、糖尿病の人は歯周病が悪化しやすいということがわかっています。この2つの病気は密接に関わっているといわれています。

肺炎

誤嚥(ごえん)によって歯周病菌が肺や気管支に入り込むと、炎症が起きて誤嚥性肺炎を招くことがあります。

早産・低体重児出産

妊娠中に歯周病が悪化すると、歯周病菌が子宮の筋肉に影響して早産や低体重児出産のリスクを高めるといわれています。

こんなお悩みありませんか?

歯周病は、多くの成人に影響を及ぼす一般的な疾患であり、推定で成人の約80%が何らかの形で歯周病に罹患しています。あなたが歯周病かどうかを自己診断するために、以下のセルフチェックリストを用意しました。該当する項目がいくつあるか確認してみてください。

  • 口臭が気になる、または他人から口臭を指摘された
  • 朝起きた時に口内が不快でネバネバする
  • 歯を磨いている時に出血することがある
  • 歯茎が赤く腫れて見える
  • 歯茎が後退している、または歯が長く見える
  • 歯茎を押すと血や膿が出る
  • 食べ物が歯間に詰まりやすい
  • 歯が不安定で浮いている感じがする
  • 歯並びや噛み合わせに違和感がある
  • 歯が揺れる感覚がある
上記のリストから、いくつの項目に該当しましたか? 1~3項目に該当した場合、歯周病のリスクがありますので、速やかに歯科医院への相談をお勧めします。
4~5項目に該当する場合は、歯周病が既に進行している可能性があります。できるだけ早く治療を受けることが重要です。
歯周病は症状が出ないまま進行することもあるため、項目に該当しなかった方も、定期的な検診を受け、早期発見と早期治療に努めましょう。

歯周病の概要と治療

30歳を超えると約3分の2の人が歯周病にかかっているとされています。
歯周病は、歯を失う最大の原因となり、虫歯を上回る抜歯のリスクを持つ疾患です。
ここでは、歯周病について詳しくご紹介します。

歯周病とは何か?

歯周病とは、歯を支えている歯肉や骨などの歯周組織に炎症を起こして病気で、主に歯周病菌への感染が原因で発症します。 初期の段階では歯ぐきの腫れや出血が途中で、さらに進行すると歯を支えている歯骨(歯骨)が少しずつ溶けてなってしまいます。 治療せずに放置すると、最終的には歯がぐらつき、抜け落ちてしまう可能性もあります。
歯周病の最大の原因は、歯の表面や歯と歯ぐきの間に溜まる歯垢(プラーク)です。 特に歯と歯ぐきの境目の「歯肉溝」と呼ばれる部分は、歯ブラシが届くひどい汚れが多いため、細菌の繁殖を許してしまいます。 また、歯周病は痛みなどの症状が非常に出にくい、症状が現れた段階では病状がかなり進行している場合が多いことも特徴です。そのため、定期的な検診やメンテナンスをしながら早期発見・早期治療を行うことが大切です。
MDデンタルオフィス西新では、歯周病の早期発見と予防に力を入れ、患者様も健康なお口を維持できるようサポートしております。少しでも歯ぐきの腫れや違和感などがある場合は、ぜひお早めにご相談ください。

歯周病は治るの?

歯周病とは、歯を支えている歯肉や骨などの歯周組織に炎症を起こして病気で、主に歯周病菌への感染が原因で発症します。 初期の段階では歯ぐきの腫れや出血が途中で、さらに進行すると歯を支えている歯骨(歯骨)が少しずつ溶けてなってしまいます。 治療せずに放置すると、最終的には歯がぐらつき、抜け落ちてしまう可能性もあります。
歯周病の最大の原因は、歯の表面や歯と歯ぐきの間に溜まる歯垢(プラーク)です。 特に歯と歯ぐきの境目の「歯肉溝」と呼ばれる部分は、歯ブラシが届くひどい汚れが多いため、細菌の繁殖を許してしまいます。
また、歯周病は痛みなどの症状が非常に出にくい、症状が現れた段階では病状がかなり進行している場合が多いことも特徴です。そのため、定期的な検診やメンテナンスをしながら早期発見・早期治療を行うことが大切です。
MDデンタルオフィス西新では、歯周病の早期発見と予防に力を入れ、患者様も健康なお口を維持できるようサポートしております。少しでも歯ぐきの腫れや違和感などがある場合は、ぜひお早めにご相談ください。

歯周病治療のアプローチ

歯周病は、適切な治療と予防を行うことによって改善・克服が可能な疾患です。
歯周病治療の最も重要なポイントは、「歯垢(プラーク)の除去」です。歯垢には歯周病を考える細菌が多数存在しており、この細菌の感染を防ぐためには歯垢や、それが硬くなった歯石を回避する必要があります。
また、歯周病の進行には、食習慣や喫煙、糖尿病をはじめとする全身の健康状態なども深く取り組んでいます。「歯周基本治療」では、これらの生活習慣や全身疾患などの取り組みも総合的に評価し、とりあえずの患者様の状態に合わせた治療計画を立てることが特徴です。
MDデンタルオフィス西新では、患者様のお口の状況やライフスタイルに合わせた最適な歯周病治療を提供し、生涯健康的な歯を維持できるようサポートいたします。お口に関するお悩みや気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。

インプラント周囲炎の解説

インプラント治療後に起こるトラブルの一つに、インプラント周囲に生じます。この状態は主に細菌感染が原因で警戒され、「インプラント周囲炎」と呼ばれます。
インプラントは顎の骨に配置されており、周囲には骨や歯ぐきが密接しています。 そのため、日々のケアが慎重で清潔な状態が保てないと、インプラント周囲に細菌が繁殖しやすくなります。
MDデンタルオフィス西新では、インプラント周囲炎を防ぐための定期的なメンテナンスと、正しいセルフケア指導を行っています。インプラントを長期的に健康な状態で維持するためにも、気症状が生じてもお早めにご相談ください。

正常

インプラントと人工歯の間、及び周囲の歯肉や骨が清潔に保たれていれば、インプラントは正常に機能していると考えられます。

インプラント周囲粘膜炎

この初期段階では、粘膜だけに炎症が見られます。主に、人工歯とインプラントの接続部に歯垢が蓄積することが原因で、歯肉に炎症が発生します。この状態を放置すると、インプラント周囲炎へと悪化する可能性があります。

インプラント周囲炎

この段階では、歯肉だけでなく、歯槽骨にも感染が広がっています。歯周組織の損傷が進むと、インプラントの安定性が損なわれ、最悪の場合、脱離に至ります。進行度に応じて、軽度から高度まで区分され、それぞれに適した治療が必要になります。

症状

一般的に、歯周病と同様に、インプラント周囲炎も早期には自覚症状が少ないことが特徴です。
不快感や痛みが現れた場合、既に病状は進行している可能性が高いため、迅速に歯科専門医の診察を受けることが推奨されます。

・歯肉の赤みと腫れ
・歯周ポケットの発生
・膿の排出
・歯肉の後退

歯のメインテナンスの重要性

歯周病の対策において最も重要なのは、「予防」によって再発を防ぐことです。歯周病は治療をしても再発する可能性があるため、治療後も定期的に歯科検診を受け、健康な口腔環境を維持することが必要になります。
MDデンタルオフィス西新では、歯周病の治療が完了した後も、3ヶ月〜半年ごとの定期的なチェックアップを推奨しています。 歯と歯茎の境目の清掃が一応だと歯垢が勝手に、歯周病の再発リスクがございます。 定期的な検診では専門的なクリーニングに加え、患者様の口腔内の状態に合わせた正しいブラッシング指導も行い、ご自宅でのケアと歯科医院での専門的なケアを連携して、効果的な予防を実現させます。
毎日の歯磨きである程度の歯垢を取り除くことは可能ですが、歯周ポケットの深い部分や歯と歯が重なっている箇所などは、ブラッシングだけでは完全に清掃することが難しいものです。
歯周病は治療によって改善可能な疾患ですが、非常に再発しやすい特徴があります。 日々の口腔ケアや定期的なメインテナンスを見極めると、歯周病菌が再び増殖し、症状が悪化する恐れがあります。 また、歯周病治療には限界があり、完全に元通りに治らない場合もあります。 しかし、定期的なメインテナンスを継続することで再発リスクを大幅に防ぐことができ、病状の進行を効果的に防ぐことができます。 MDデンタルオフィス西新と一緒に、定期的な検診とメインテナンスを続けて、お口の健康を長期的に守っていきましょう。

当クリニックの歯周病治療について

当クリニックでは、お一人おひとりの進行状況を調べ、次のような治療を行っています。

SRP(スケーリング・ルートプレーニング)

スケーラーという器具を使い、歯と歯、歯と歯茎の間にこびりついたプラークや歯石を取り除きます。最後に歯面をなめらかに磨き上げ、汚れの再付着を防止します。

比較的軽度の段階で行う治療です。

メリット

  • 時間をかけて、より丁寧に歯石やプラークを除去できます。
  • 徹底的な清掃により、歯周病の予防効果を高めることができます。
  

デメリット(リスク)

  • 保険診療に比べて費用が高額になります。
  • 歯肉に炎症がある場合、治療後に痛みや腫れが生じることがあります。
  

Widman改良法フラップ手術(WMF)

歯周ポケットに入り込んだプラークや歯石を、局所麻酔を施した上で掻き出し、同時に感染した歯肉組織を除去します。

軽度~中等度に進行した段階で行う治療です。

メリット

  • 時間をかけて、より丁寧に歯石や感染組織を除去できます。
  • 歯肉のラインを整えるなど、審美的な改善も期待できます。
  

デメリット(リスク)

  • 保険診療に比べて費用が高額になります。
  • 術後、一時的に知覚過敏になることがあります。
  

歯肉弁根尖側移動術(APF)

局所麻酔を施した上で歯茎を切開してめくり上げ、歯根を露出させて、歯根にこびりついたプラークや歯石、感染した歯肉組織を除去します。

重度まで進行した段階に行う治療です。

メリット

  • 歯肉ラインを整え、歯根の露出を改善することで、見た目を美しくすることができます。
  • 露出した歯根面を歯肉で被覆することで、知覚過敏の軽減や歯根面の保護につながります。
  

デメリット(リスク)

  • 保険診療に比べて費用が高額になります。
  • 術後、一時的に知覚過敏になることがあります。
  

歯周組織再生療法

歯周病の進行によって失われてしまった歯周組織を再生させる治療です。再生させたい部分にエムドゲインゲルやリグロス®という歯周組織再生誘導剤を塗り、再生を促します。

メリット

  • 歯肉のラインを整えるなど、審美的な改善も期待できます。
  • 再生された歯周組織が、より長期的に安定する可能性があります。
  

デメリット(リスク)

  • 保険診療に比べて費用が高額になります。
  • 術後、一時的に知覚過敏になることがあります。
  

FGG(遊離歯肉移植術)・CTG(結合組織移植術)

歯周病の悪化によって歯茎が下がってしまった場合に行う治療です。

上顎の内側の歯肉を採取し、再生させたい部分に移植します。

メリット

  • インプラント周囲の歯肉の質や量を改善することで、インプラントの長期的な安定や審美性の向上につながります。
  • 必要に応じて、歯周組織再生療法を併用することで、より安定した歯肉の獲得や、歯周組織の再生を促すことができます。
  

デメリット(リスク)

  • 保険診療に比べて費用が高額になります。
  • 術後、一時的に知覚過敏になることがあります。